組合員活動報告

どんなごみが落ちている?世界のゴミを見てきた菅原真樹さんから学ぶ、循環型社会を作るヒント

2021.1.24

□開催日:2021年1月24日(日)
□主催:花さなかの会 
□会場:オンライン(zoom)

写真集「タマシイノヒトシズク」の著者であり、全国の小学校を訪問し、次世代に自然や環 境のメッセージを伝え続けておられる講師の菅原真樹さんは、西宮生まれ、幼少期から海川 山のフィールドで遊び過ごされた方です。小4のとき、武庫川の河口域で奇形魚を拾ったと きの衝撃が、菅原さんのその後の視点の根底になったそうです。「どんなゴミが落ちている か?」をテーマに、自分の手から離れたゴミを意識し、参加した人が話しを聞いて終わりに したくないとの思いでお話しいただきました。25名の参加者(青森、埼玉、千葉、奈良、静 岡など遠方からも)と共に、時間いっぱい学びました。

♦プラスチックのゴミは、リサイクル されているものは9%(5.7億トン)既に川や海に漂い細かくなっているものは1億5千万トン、 現在も新たに年間800万トンが流出し続けている。
♦ペットボトルのゴミは、回収60万トン のうち2017年まで中国にお金を払って引き取ってもらっていた。
♦映像①「ハワイ島の鳥 の映像」:我々人間の楽で便利な生活が生き物の命を奪っている現実。②「バングラディシ ュの皮なめし工場」の映像:毒性の強い化学廃棄物を河川に廃棄して環境を汚染、住民は日 常的に発熱・皮膚病・呼吸器系疾患・下痢など非健康で、50才までに9割の人が死んでいく 現実。
♦参加者の方から「子どもとゴミ拾いをしている」「日常の消耗品は土に還るものを 選んでいる」などの発言あり。
♦菅原さんが、ハワイ島で加古川のお店の20年前に作られた ライターを拾ったお話。などなど。

まず「知ること」「伝えること」「伝えながら動く」「買う前に、本当に必要なものか考え てみる」「親子でこの問題について話しをする」など、今すぐにできることを行動に移すこ との大切さを学びました。