組合員活動報告
発酵食品の力&腸活で健康に。我が家のオリジナル『オーガニックみそ』を作ろう!
2025.2.20
□開催日:2025.2.20(木)
□主催:ビジョン食と農
□会場:ふたば学舎
やさか共同農場の橋本基さんを講師にお迎えし、味噌の基礎知識や作り方のコツをたくさん教えていただきながら、終始楽しい時間を過ごしました。
超貴重な有機の大豆・麹と天日塩。それらを混ぜて、お団子状に丸めて容器に詰める─このシンプルな作業の中に、発酵の奥深さが詰まっています。子供が一緒に愉しめるのもよいところ。一生お味噌好きになってくれそう!と思うほどの楽しそうな様子でした。
手前味噌は、同じ材料で作っても、家庭ごとの酵母菌や乳酸菌(常在菌)の違いで、それぞれ個性ある味わいに育ちます。発酵のチカラって本当に不思議です。
また、やさかさんの甘酒も試飲。味噌づくりで使う米麹から作られているため、甘さ控えめでやさしい味わいです。甘酒は麹菌の酵素による糖化で作られるのに対し、日本酒はその後、酵母を加えてアルコール発酵させるので、全く違う飲み物になる、という興味深いお話もありました。
そして、味噌は腐らないが、カビは防げない!熟成途中でカビを見てしまっても慌てずそのままに。熟成後食べる時に一度だけ深めに取り除けば問題なく食べられるそうです。
寒仕込みの味噌は、通常8~10か月ほど熟成させますが、最近では温暖化の影響で6ヶ月位から風味豊かに育つようなので、どのタイミングで食べるか、熟成の進み具合を見ながら決めるのも楽しみ。ふたを開ける日までの数ヶ月、じっくり待つ時間も味噌づくりの醍醐味ですね。(報告者:内山)