組合員活動報告

あなたの吸い込む空気って大丈夫?―第2回・空気を知ってみよう―

2025.1.24

□開催日:2025.1.24(金)
□主催:ビジョン環境
□会場:こうべまちづくり会館

神戸市には市街地からわずか400mの位置に、大規模石炭火力発電所があります。石炭火力発電所から排出される大気汚染物質、PM2.5や二酸化硫黄、二酸化窒素は健康被害との関連が高く、喘息や呼吸器系への影響が知られています。11月下旬、「空気を測ってみよう①」のイベントに参加した組合員は、自ら家の周りの空気を採取し、二酸化窒素濃度を測定しました。「空気を知ってみよう②」では、「ひょうごECOクラブ」から測定結果の報告が行われました。姫路から大阪までの測定地で、石炭火力発電所のお膝下のみならず、閑静な住宅街や自然豊かな環境にある場所でさえ、わずかに汚染されている場所があるとわかりました。近隣の産業廃棄物工場や、渋滞が頻発する幹線道路や高速道路が原因の可能性があります。二酸化窒素の環境基準値は1978年に改悪されたまま、見直しはされていません。その数値を下回っている地域でも、喘息患者が増加しているデータから、ひょうごECOクラブでは測定を繰り返し行い、データを集め、環境基準値の見直しを訴えています。毎年6月には、二酸化窒素の全国一斉調査が行われます。住民自らの行動で、汚染を把握することはとても重要なこと。今吸っている空気に一体どれほどの汚染物質が含まれているのか、その原因は何なのか、これからも一緒に考えていきたいです。報告者:塩見