組合員活動報告
有機農業のパイオニア・橋本慎司さんに聞いてみよう!
2025.1.30
□開催日:2025.1.30(木)
□主催:脱原発チーム原っぱ
□会場:神戸市立婦人会館
○丹波市市島町で有機農業に取り組んで30年。高校生の頃から海外で暮らした経験があり英語が話せるので、IFOAMジャパン(国際有機農業運動連盟)の理事として海外の会議に参加したり、外国からの農業ボランティアを受け入れておられます。
○ご自身は被ばく二世の立場から、「入市被爆をした祖父、直接被爆をした父をもち、『兵庫県被爆二世の会』に所属。過去の大気圏核実験(約2000回)により大量の放射能が全世界に放出された。長崎の『黒い雨訴訟』で争点の「内部被曝の危険性」にも関心を持ってほしい。福島原発事故の影響、トリチウム水等放出などで海が汚染されている現実についても知ってほしい」と語りかけられました。
○世界各国の耕地面積に占める有機農業の割合を見ればEU各国は高いが、日本はわずか0.5%。消費量がまったく伸びていない。虫を怖がる子どもたち、土付きの野菜を嫌がる消費者が多くなった。多種多様な微生物が生きている自然の循環の中で、人間も生かされている。無農薬や無菌だけにこだわっていると、大切なことを見落としてしまう。人間と自然の付き合い方を考え直さないといけないのでは、と。
報告者: 吉本弘子