組合員活動報告
おしゃべりカフェ・パートⅡ 地震と原発
2024.7.16
□開催日:2024.7.16(火)
□主催:脱原発!チーム原っぱ
□会場:コープ自然派兵庫つどうスペースめぐる
能登半島大地震から半年が過ぎました。地震被害の大きさから、崩壊家屋の解体、ライフライン復旧、避難所解消・仮設住宅建設、漁港の復旧、生活再建などなど遅々として進まず、報道からも見えてきません。5/11、脱原発をめざす首長会議が金沢で開催されました。その時の①金沢TVニュース特番「地震と原発」と、5.11「能登半島地震と原発」の学習会②井戸弁護士(志賀原発2号機運転差止め訴訟で差止め判決を書いた元裁判長)③北野進さん(元市議・県議で裁判の原告、珠洲市在住)の講演がYouTubeで公開されています。これをみんなで学習しシェアリングをしました。
地震・活断層の現状、建設予定地(高屋・寺家地区)の被害の深刻さ、海岸線の隆起の凄さ(2~4m)珠洲原発建設を中止にさせるまでの経過や反対運動の様子、停止中の志賀原発の状況など整理された講演でした。
原発が建設された当時の地震・活断層の把握は古く、(阪神大震災後徐々に地震学も確立)原子力規制委員会の安全性判断は「甘く」、裁判でも争点になっていますが司法の厳格な判断もなされていません。
能登大地震は「地震は予測できない」、「避難計画は絵に書いた餅」で被ばくをさけることはできないことを突きつけました。この地震被害に原発被害が重なる複合被害が起こっていたらどうなっていたでしょう?想像してみてください。
衝撃は「世界の原子力発電所と震源」という公開教材(金沢大学・土井妙子教授)でした。日本列島に原子力発電所がそもそも存在できない理由が一目瞭然である世界地図です。過去の地震災害地と、原子力発電所が重なっているのは、日本ただ一国だけだったのです。恐ろしいことです。
本当に原発が珠洲になくて、志賀原発が止まっていて不幸中の幸いでした。原発推進の国の政策や老朽原発再稼動に「原発はいらない」の声を上げ続けましょう。
皆さんも是非、お家で上記をWEB検索してご覧ください。報告者:石田