組合員活動報告
ジャーナリスト金平茂紀さんに聞く「新しい戦前」
2024.6.21
□開催日:2024.6.21(金)
□主催:ビジョン未来
□会場:デザインクリエイティブセンター神戸KITO および ウェビナー
第22回通常総代会2部の講演会は、ジャーナリスト金平茂紀さんから「平和」をテーマに「新しい戦前」についてお話いただきました。第二次世界大戦では、広島・長崎の原爆投下で核兵器は絶対に使ってはいけないことを学びました。沖縄戦では日本軍は国民を守ってくれないことも学びました。加害、被害を経験し、その歴史的教訓を生かし、憲法9条には「戦争の放棄」と「戦力の不保持」が定められています。しかし、現在の日本は戦後から新しい戦前、むしろ戦時下の入り口に来ているのではないかと金平さんは言います。自分の国を守るはずだった自衛隊がいつの間にか武器をもって出かけ、台湾有事に備え、中央目線で南西諸島を国防の最前線のように要塞化しています。戦争を目標にする国は、国民の生活の基本となる医療・福祉・教育や基本的人権が二の次になり、一部だけが潤い大多数を窮地に追い込みます。他国なら、どうなっているのだ!と、倒閣運動が起こるレベルです。金平さんは「歌を歌ったり、詩を書いたり、マイナンバーカード拒否や選挙に参加、原発は嫌だ!など、さまざまな方法で抵抗する意思を示すことが重要で、間違っていることは間違っていると声をあげよう。万が一占領されても、心の中だけは屈しないという意思を持とう」と言いました。報告者:塩見