山と海を感じよう！いえしまツアー

□開催日：2024.2.18（日）
□主催：ビジョン環境
□会場：いえしま自然体験センター　環境学習センター

家島諸島の西島にある“いえしま自然体験センター”へ行くいえしまツアーを行いました。姫路港からチャーター船で約３０分、西島に着くと参加者は様々な木を触ったり、匂ったりしながら、“地域の自然を未来につなぐ会”の解説の下、センターへ向かいました。海のそばにある山は常緑樹が多く、硬い葉が多いこともわかりました。センターに到着後、まず、地引網を体験しました。
網は重たかったですが、みんなで協力して引っ張りました。食用の魚は獲れませんでしたが、クサフグやオコゼ、ナマコ、アメフラシなどの生き物やカゴメノリやフクロノリが獲れて観察ができました。お弁当タイムでは自然派の材料で作った味噌玉で身体を温めました。
次に浜辺の砂の中に含まれるマイクロプラスチックの採取調査と観察を行いました。25㎝四方にロープを張り、深さ3㎝分の砂を水槽に採取すると、プラスチックは水に浮いてきます。5mm以下のプラスチックを計数し、色別、エリア別にグラフ化しました。さらに採取した一つのプラスチック片が元々どのような形でどこから流れてきたのか物語を考えました。
山と海の両方のすばらしい自然環境を体感しました。きれいな自然がある一方で、西島には多くのごみが流れ着いていることも事実です。本州の山間部にあるゴルフ場のボールや牡蠣養殖などの漁具も流れてきます。5mmより小さいプラスチックの元の姿を想像することで、循環する自然環境へも意識を向けることができました。