田んぼの楽校報告⑥　８月20 日（日）獣害とジビエ学習会

□開催日：2023.8.20（日）
□主催：田んぼの楽校運営委員会

お米作りを通して、「農と自然」「食と自然」「農と都市」を楽しみながら学ぶ田んぼの楽校は今年で14 年となりました。

田んぼの楽校の学習会、今年は趣向をかえて高槻のフレンチレストラン「シェフズキッチンカナール」のシェフ中西さんと「NPO 里山グリーンネットワーク、丹波のオーガニックな栗農園オーナー」の藤本さんを講師に迎えジビエ料理を試食しながら、獣害の現状を勉強しました。
獣害のお話では「収穫直前の農作物の食害・集団歩行による畔や水路の崩壊・田畑の掘り起こし・植林した苗木の食害・樹皮食害による樹木の立枯・下層植生の食害」などの現状を聞き、食べつくされてしまうと、農家さんはもう農業やめようかな。にもなってしまうそうです。耕作放棄地やお手入れしてない森林は寝床になってしまうので、個人で解決しようとせず、地域を巻き込むことが大切。というお話もありました。
参加していたJA 職員さんが、田んぼの近くは猪や鹿に追われたアライグマなどの小動物が増えている感じがあるという話もされていて、田んぼの近くにも猪や鹿が出てくるのが時間の問題かも。と思いました。
獣害のお話を聞きながら食べた栄養価高いジビエ料理は、臭みなく、柔らかくでもジビエの風味があるさすがなプロの料理。美味しくいただくとともに、美味しくいただくには時間・手間ひまもしっかりかけないとも知り、和やかな雰囲気の元、質問もたくさん出て有意義な学習会になりました。