組合員活動報告

~実験室で作られる食べ物に未来はあるのか、いのちを育む食とは~印鑰智哉さん講演会&「希望の給食」上映会

2023.3.21

□開催日:2023.3.21(火)
□主催:ビジョン食と農&ぽかぽか給食チーム
□会場:神戸クリエイティブセンターKIITO 301会議室&オンライン

OKシードプロジェクト事務局長の印鑰智哉さんに、フードテック、ゲノム編集と、従来の遺伝子組み換えとの違い、遺伝子組み換えよりもゲノム編集食品の方が重大な問題を引き起こす危険性が高いことを教わりました。食の安全を守っていくために、地域で仲間を作ることや、参加型の行政が必要です。
化学肥料の高騰のため、リンが含まれているという理由で、下水汚泥を使うという案があります。しかし、下水汚泥には、PFASやカドニウムが含まれていて農地が汚染されます。それにも関わらず神戸市は10年以上前から「こうべSDGs肥料」と称して下水汚泥を販売しています。そこで農水省は、放射線で突然変異させカドニウムを吸収しにくくなる「コシヒカリ環1号」を作りました。コシヒカリ環1号は2020年、石川県の産地品種銘柄に指定され2021年に少量ですが生産されており、兵庫県でも来年の産地品種銘柄に指定されようとする動きがあります。その前にこの問題を生産者や組合員に共有していきます。
映画「希望の給食」で、給食をめぐる選択は、食への権利だけでなく、地域の発展、自治といった課題に挑戦していくことや、日本と韓国の事例から、地域の未来を形作る給食のあり方を考えさせられました。

報告者:Y.A.

質問が飛び交います。
印鑰先生のお話に皆さん興味津々です。