組合員活動報告
いのちとくらしの映画祭with山田勝治さん講演会
開催日:2021.12.5(日)
主催:いのちとくらしの映画祭の実行委員会
会場:神戸市勤労会館
年に一度の映画祭、本年度の上映映画は「ムヒカ 世界で一番貧しい大統領から日本人へ」でした。2010年から5年間、南米のウルグアイで大統領を務めたホセ・ムヒカのドキュメンタリー映画です。
2012年の国連持続可能な開発会議でのスピーチで先進国の大量消費社会を強く批判するムヒカさんの言葉は、優しく、多くの人々に影響を与えました。日本では「世界で一番貧しい大統領のスピーチ」という絵本となっています。
書き留めたムヒカさんの言葉はたくさんありますが「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、限りなく多くを必要とし、もっともっと欲しがることである」は特に印象的でした。
映画の後は、大阪府立西成高等学校校長の山田勝治さんの講演会「子どもをエンパワする学校~西成高校の挑戦~希望を持てる社会へ」が行われました。2021年1月、NHKテレビで放映された「逆転人生 貧困の連鎖を断て!西成高校の挑戦」で山田校長先生をご存知の方も多いのではないでしょうか。
貧困、虐待の問題を抱えた生徒たちが多く入学する西成高校では、社会人として必要な力、生きていく力を身につけることを目指しています。罰を与え、厳しく指導するのではなく、自らが自覚し行動し考える力を身につけます。できたことをほめ認められることで生徒たちは成長しています。
偏差値や能力主義が重視される社会に、学びとは何か、学校で学ぶべきことは何かを改めて考えました。
社会の問題に気づき、考え行動することで、誰もが希望を持てる社会を作っていきましょう。
2022年度もいのちとくらしの映画祭は開催予定です。ご参加お待ちしています。