組合員活動報告

「社会とつながって素敵な人になろう! !」報告

2017.9.26

主催:ビジョン未来&平和

TVのコメンテーターとして活躍されている神戸学院大学の教授でもある中野雅至先生に「社会と繋がって素敵な人になろう!」と題して「政治と官僚」について講演会していただきました。

イベントタイトルと内容が違いすぎるような気がするし、素敵な人ってどんな人?と思われる方もおられると思います。講演を聞いて政治に関心がなさすぎるのはほんと損をしているなと思いました。

生活の中で、国に助けてもらっている場面はたくさんあります。でも、メディアでは税金の無駄遣い、何言っても政治家のやりたいようにしてるということしか報道されなくて、関心が薄れてきます。政治と生活が切り離されているように感じるけど、政治と官僚は私たちの生活の政策を作るところ。そこを知ることは社会を知ることだと思いました。

当日のアンケートで「素敵な人ってどんなひとですか?」という質問をさせてもらったところ、「芯が通った人」「行動力のある人」とか、実名を挙げてくださった方もいました。

中野先生の講演会では政治、政策の初歩的な仕組みから官僚でしか味わえない現場の感覚までわかりやすくお話してくださいました。官僚になれるのはごく一部の勉強のできる人間だけらしいのですが、 勉強ができることはひとつの個性にしか過ぎないと思いました。勉強ができる個性も必要、新しいことを考えるクリエイティブさをもっている人の個性も必要。勉強ができる個性にしがみついていたから頭打ちの経済ができたのかもしれません。今の日本は予算が足りなくて借金して政策をしています。それは頭打ちの経済もあるし、人が少なくなって税金が入ってこなくなったということも原因の一つです。人が少なくなっているから少子化対策としていろいろ打ち出しているけど、人情に触れたことを扱うことは、お偉いさん方は苦手でどれもうまくいかず… 政策うんぬんだけでなく、人との関りを求めない人たちも増えてきているらしいです。その原因の一つとして人の匂いも関係しています。最近、消臭や衣類に匂いだけつけるものなど、体臭を気にしての、商品がたくさん出ています。匂いを気にしすぎていることが異性との関りにも影響していて、人間臭い匂いは受け入れない若者が増えているみたいです。「お母さんの愛」とか言って、消臭剤、芳香剤、衣類の匂い漬けをしてると、子どもが孫を生んでくれない可能性があるかもです。政治は、本当は生活に密着しています。この国で意見が言えるのは国民です。国民が一番偉いのです。政治家やメディアのいうことだけに惑わされず、自分や身近な人と本物を知って感情豊かに考えていける人が素敵な人だと思います。