いらない!ゲノム編集食品

遺伝子を操作した食べものにNO!

日本では高GABA(ギャバ)トマト、マダイ、トラフグ、ヒラメ(24年9月に販売開始)といった4品目のゲノム編集食品が市場流通しており、世界でも有数のゲノム先進国となっています。他にも、トウモロコシなどが新たに届け出されており、一般市場に流通されようとしています。まずは毎日の食事で何を買い、何を食べるか、ということから意思表示を続けていきましょう!

各自治体が、国に向けてゲノム編集反対の声をあげています。

日本でもゲノム編集食品の表示制度を求める声が各地で拡がっています。まずは、声を上げることが規制や表示制度の見直しにつながります。

OKシードプロジェクト

ゲノム編集トマトなどゲノム編集種苗・食品が出てくることに懸念を感じた市民が立ち上げた共同プロジェクトです。ゲノム編集でない作物が分かるようにOKシードマークを作成し普及活動を行うなど、日本での食品の安全に貢献することを目指しています。

そもそもゲノム編集って何?遺伝子組み換えとの違いとは?

遺伝子組み換えに代わる新しい技術として拡がりをみせているゲノム編集。ゲノム編集は生きものの全遺伝情報であるゲノムを、品種改良のために人為的に壊したり、別の遺伝子を導入したりする技術です。目的外の遺伝子が壊れる「オフターゲット」や、修復時のDNA脱落・移動など、遺伝子異常が懸念されています。しかし、「遺伝子を壊すだけ」のゲノム編集は消費者への表示義務がなく、政府への届け出も任意となっているため、知らず知らずのうちに口にしてしまう心配があります。

遺伝子組み換えとは異なる生きものの遺伝子を、目的とする植物や動物に組み込み、自然界に無かった生きものを作り出す技術です。「殺虫性作物」と「除草剤耐性作物」があり、中にはその両方の性質をもつ遺伝子組み換え作物も作られています。遺伝子組み換え作物に多用される除草剤グリホサートは、WHOで発がん性の可能性がある物質として位置づけられています。また、各国でグリホサートをめぐって訴訟が起きています。

「寒さに強いトマトの品種を何代にもわたって掛け合わせて改良するのが伝統的な品種改良、寒さに強いヒラメの遺伝子をトマトに導入する(遺伝子をプラスする)のが遺伝子組み換え、トマトの遺伝子のうち寒さに敏感な遺伝子を壊す(遺伝子をマイナスする)のがゲノム編集。

ゲノム編集食品

トマト

GABA(ギャバ)を多く含むトマト
GABAは、ストレスの緩和や、血圧の上昇を抑える成分として知られていますが、トマトには水ストレスや害虫の攻撃などのストレスにさらされると、GABAを作り出す性質があります。ゲノム編集ではストレスがなくても常にGABAを作り続けられるトマトが開発されています。

コープ自然派の商品

自然派Styleトマトケチャップ

海外産有機トマトや、国産有機野菜を使用。
オーガニックトマト(海外産)をはじめ国産有機野菜を使い、自然の甘みを活かしたこだわりのケチャップです。原料に使用されるトマトはゲノム編集されたトマトではないことを示す、「OKシード」のマークを商品案内では表示しています。
通常価格 280円(税込価格 302円)

豚肉

筋肉が増強された豚
筋肉の成長を抑制する「ミオスタチン」と呼ばれる遺伝子を壊すことで、全身の筋肉が発達した筋肉質な豚に成長します。体のサイズが大きくなることで出産が困難になることや臓器へ過度な負荷がかかるほか、病気にもかかりやすくなってしまいます。

コープ自然派の商品

自然豚肩ローステキカツ

適度な脂肪で食べ応えがあり、ポークステーキやとんかつにおすすめです。
七星食品の自然豚はえさにこだわり、自然に、健康に育てることを基本としています。また、繁殖豚舎では自由に動き回れるフリーストールを、肥育豚舎ではバイオベット方式を採用し、アニマルウェルフェアに配慮しています。「肩ローステキカツ」は、適度な脂肪で食べ応えがあり、ポークステーキやとんかつにおすすめです。
通常価格598円(税込646円)

さば

おだやかな性格のサバ
養殖がしやすいゲノム編集マサバの開発もすすめられています。マサバは激しい性格を持ち、「共食い」をする魚として知られています。そのため、完全養殖は簡単ではなく孵化してから体長10cmほどに育つまでに1割しか残らないことも。養殖に適した性格のマサバを開発するには、従来行われている「選抜育種」では難しく、ゲノム編集による育種の研究が行われています。

コープ自然派の商品

さばフィーレ(無塩)

素材そのままなので、焼いて良し、煮て良し!長崎県で水揚げされた天然のマサバをフィーレ状に加工しました。無塩なので、塩焼きや煮付け、竜田揚げなど、幅広く料理にお使いいただけます。

通常価格 318円(税込価格 343円)

身が肉厚な鯛
京都大学と近畿大学が共同で開発したゲノム編集魚で、「22世紀鯛」と命名されました。受精卵の段階で、筋肉細胞の成長を抑えるはたらきがある「ミオスタチン遺伝子」(成長ホルモン抑制遺伝子)の一部を壊すことで、通常の1.2倍肉厚な身をもつ鯛となります。

コープ自然派の商品

天然鯛切身(骨取り)

長崎県で水揚げした天然鯛を骨取りの切身にしました。透明感のある上質な白身で、熱を通しても硬く締まりにくく、身離れがいいのが特徴です。

通常価格 460円(税込価格 497円)