あけましておめでとうございます。
みなさまどんな新年をお迎えでしょうか？

昨年も世界では武力争いが続き、日本でも防衛費をあげ、南島の基地を拡大するなど、緊迫感を感じます。そんな中12月に日本被弾協がノーベル平和賞を受賞しました。被爆国として、二度と戦争をしないと決めた国として、日本国政府に、そして世界に向けて粘り強く訴えていかないといけないと強く思います。

さて昨年は「コープ自然派兵庫がこんなだったらいいな」と202７年ビジョン計画を、組合員のみなさんと役職員で話し合いました。「平和」「環境」「食と農」「生協ミッション」など私たちの暮らしに纏わる様々なテーマが出ました。
当たり前のことですが、安全な食は平和と環境が土台になければ成立しません。自分たちで暮らしたい社会を描き、自立して　運営できるのが生協です。もっともっと生協という組織を活かし、暮らしたい社会へ近づけていきたいですね。
食の安全は私たちの暮らし方とも直接つながっています。
便利な生活を求め、経済至上主義社会で起きてしまった「水俣病」「カネミ油症」など公害病は今も終わっておらず、世代を超えて被害が続いています。「食べ物が毒になる」ということを想像し、二度とそのようなことが起きないよう学び、声をあげることが大切です。
「平和な世界」「子どもたちが希望を持てる社会」を目指し、ともに選択、行動してまいりましょう。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2025年　元旦　
生活協同組合コープ自然派兵庫　理事長　正橋裕美子