あけましておめでとうございます。

皆様どんな新年をお迎えでしょうか？
昨年も世界では武力争いが続き、日本でも防衛費を1.6倍にするなど、緊迫感を感じます。
12月に理事会から声明「イスラエルとハマスの軍事衝突に際し日本国政府に即時停戦に向けての外交努力と人道支援を求めます」を政府に提出しました。
これからもいかなる戦争にも反対していきます。

さて今年は2024年ビジョン計画の最終年となり、組合員のみなさんと2027年に向けて「コープ自然派兵庫がこんなだったらいいな」を話し合い計画する年です。ふるってご参加ください。
2024年ビジョンのスローガンは「選ぶことで未来をかえる」です。
私たちは食べるものをはじめ、日々何事も選択をして暮らしています。そのことはくらしや経済、環境はもちろんのこと世界にもつながっています。日本の食糧自給率は10年以上変わらず37％のままで、飼料や肥料、種を入れると９％ほどだと言われています。このことは今の世界状況を考えても危機的状況です。一刻も早い政策の転換が必要です。
コープ自然派の基本である「産直」の生産物を選ぶことで顔の見える関係がつくられます。基本的なことですが、作り手と消費者がつながっていくことが今、一番大事なことではないか、と思います。そのことは未来の子どもたちが食べていくこと、生きていくことにつながっていきます。食だけではなく、エネルギーや木材も地産地消で、銀行や保険はどこに投資しているのかを知り、そして政治家も私たちは選ぶ責任があります。
またプラスチックを使わないなどちょっとした選択も積み重なっていきます。一人の力は微力でも合わせていけばきっと大きな力となります。

「平和な世界」「子どもたちが希望を持てる社会」を目指し、ともに選択、行動してまいりましょう。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年元旦

生活協同組合コープ自然派兵庫 理事長 正橋裕美子